ピタッとボイス・キュー防災情報局 三島市防災力アップ人材育成講座
2021年11月16日火曜日 ukiukiワイドももいろクラブ ピタッとボイス・キュー防災情報局のコーナーには
三島市危機管理課 相田真さんにスタジオにお越し頂きお話を伺いました。
三島市で防災力アップ人材育成講座が行われるのは、今回で8回目のことです。
この講座は自然災害にそなえるために自主防災活動を行う方から提案あったことがきっかけにはじまりました。
防災訓練というと毎年似たような内容になってしまいマンネリもあったという反省点から、視点を変えたり、ステップアップしたないようで防災について講座を行いました。
今年は11月6日㈯と11月13日㈯それぞれ午前の部・午後の部に分かれて行いました。
11月6日午前の部では、要支援者の避難支援について講師の方を招き、会場ではディスカッション形式で行いました。
地域の方を支援する現状と課題について多くの意見があったと相田さんは話します。
11月6日午後の部では、重量物の除去訓練をテーマとしました。
救出訓練で実際に使用する道具を使いながら訓練しました。またロープワークも行いました。
11月13日午前の部ではトリアージをテーマとしました。
トリアージとは患者の重症度に基づいて、医療・治療の優先度を決定して色分けすることです。
もしものことが起きた時、「トリアージとは?」「トリアージの方法」を知っておくと、市民の方がトリアージして、重傷者の方を早くに判別して処置を行う流れができることを目指して行いました。
またトリアージを行うだけでなく、応急手当も有効です。そこでラップやダンボールなど身近なものを使った応急手当について実践しました。
11月13日午後の部では、図上訓練を行いました。風水害版を静岡県が作成したことをうけ、参加者と一緒に作成しました。図上訓練を通じて、個人として、自主防災組織としてもしものときにどうするべきかを話し合うことができたと相田さんは言います。
この講座後には学んだことをもとに防災訓練で講座の参加者が指導を行っている例もありました。
新型コロナ感染予防対策の関係で講座に参加することができる人数が限られていますが、来年度も実施予定なのでぜひ多くの方に参加してもらいたい、と相田さんは話しました。