夏の事故ゼロキャンペーン:清水海上保安部の取り組み
夏本番を迎え、海でのレジャーを楽しむ方も増えるこの季節。しかし、それに伴い水難事故のリスクも高まります。安全に夏のアウトドアを満喫するため、清水海上保安部では今年も「夏の事故ゼロキャンペーン」を展開しています。
このキャンペーンは、海難事故や水難事故を未然に防ぎ、誰もが安全にマリンレジャーを楽しめる環境をめざすものです。具体的には、以下の点に重点を置いています。
水辺の事故において、救命胴衣の着用は命を守る最も重要な手段です。子どもはもちろんのこと、大人もライフジャケットを正しく着用することで、万が一の事態でも生存率を格段に高めることができます。キャンペーン期間中、清水海上保安部では巡視船艇による広報活動や、関係機関と連携した呼びかけを強化しています。
夏の天候は急変しやすいものです。出発前には必ず最新の気象情報を確認し、少しでも不安な状況であれば、海への外出は控える勇気も必要です。また、自身のスキルや体調に見合った無理のない計画を立てることも、事故防止に繋がります。
遊泳禁止区域での遊泳や、飲酒しての遊泳・船舶の操縦などは非常に危険です。海のルールやマナーを守り、周囲の人々にも配慮することで、安全で楽しい時間を共有できます。
小さなお子様連れで海に行く際は、どんなに浅い場所でも決して目を離さないでください。わずかな時間でも事故に繋がる可能性があります。
清水海上保安部では、これらの啓発活動を通じて、地域の皆様が安全で楽しい夏を過ごせるよう、日夜取り組んでいます。一人ひとりが安全意識を高め、海の危険を理解することで、悲しい事故をなくすことができます。
この夏、海へお出かけの際は、ぜひ「夏の事故ゼロキャンペーン」で呼びかけられている内容を心に留め、安全にマリンレジャーを楽しんでください。もし海で困ったことや危険な状況に遭遇した場合は、すぐに海上保安庁の緊急通報用電話番号「118番」にご連絡ください。
安全な夏を過ごすために、皆さんもできることから始めてみませんか?