1月22日 アートインフォメーション 上原美術館
1月20日より上原美術館では新しい展覧会が始まりました。
仏教館におきましては『時の結晶−仏教美術』として
当館収蔵の平安、鎌倉時代の仏像や古写経などを紹介しています。
また、近代館では『春の訪れ』という展覧会で、収蔵品から春を感じられる作品を紹介しています。
近代館展示室は春をイメージした空間になっています。
入ってすぐの展示台には、大きな木の下に、子供を抱いた母親が座っている
高さ30センチの小さなブロンズの作品があります。
木の向こう側には犬がいて、木には1枚の葉がついています。
東京藝術大学で教授も務められた彫刻家の山本正道さんの作品で、
山本さんは、横浜の山下公園の《赤い靴はいてた女の子》の像や、
身近なところでは沼津駅前の仲見世商店街の少女像を制作されています。
伊豆に縁がある作品としましては、梅原龍三郎≪江ノ浦、残月≫を展示しています。
こちらは昭和11年の作品で、風の強い時期に、ふと春の訪れを感じさせるような
波の凪いだ朝の風景が描かれています。
近代館の『春の訪れ』では、このような作品を18点展示しています。
ご来館いただき、絵画から春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。
美術館基本情報
●会期:2024年1月20日(土)から4月14日(日)まで 会期中は無休です
●開館時間:9時30分~16時30分
●入館料:大人1000円、高校生まで500円