12月25日 アートインフォメーション 上原美術館
現在、上原美術館の仏教館では、
「伊豆仏に出逢う—上原美術館の40年」という特別展を開催しており、
40周年を迎えた上原美術館がこれまで調査してきた2000体近い仏像の中から、
厳選した20体を展示しています。
その中から、本日はまず、河津町見高(みたか)の真乗寺に伝わる
吉祥天像(きちじょうてんぞう)を紹介します。
吉祥天は美と幸運の女神。全ての仏の中で、一番美しいと言われている女神です。
次に紹介するのは、かなり古い仏像、十一面観音像です。
当初、河津町谷津の南禅寺に伝えられたお像で、
現在は河津平安の仏像展示館にあります。
実はこの仏像、当初は付属品扱いで、
ギリギリ静岡県の指定文化財になった程度でした。
しかし調べて行くうちに、仏像の歴史を塗り替えるような大発見に
つながるかもしれない可能性があるということがわかってきました。
他にもそれぞれ興味深い仏像を展示しています。ぜひご来館ください。
美術館基本情報
●会期:2024年1月8日(月曜祝日)まで 会期中は無休です
●開館時間:9時30分~16時30分
●入館料:大人1000円、高校生まで500円
●仏教館に隣接する近代館では企画展「絵画は語る」を同時開催中です。