10月23日 アートインフォメーション 上原美術館
現在、上原美術館・仏教館では、
上原仏教美術館の開館40周年を記念した特別展『伊豆仏と出逢う―上原美術館の40年』、
近代館では『絵画は語る―上原コレクションのストーリー』を開催中です。
今回はこれまで長年にわたって上原美術館で調査してきた仏像を特別に展示し、
上原仏教美術館のあゆみを振り返る展示となっています。
本展では、三島市の成真寺(しょうしんじ)に伝わる薬師三尊像が寺外初公開となります。
仏教館では、伊豆半島に伝わる仏像をご紹介しているほかに、
幕末下田の仏師、松本雲松(うんしょう)の自画像や、仏像をご紹介しています。
今回展示している作品で、ぜひ皆さんに見ていただきたい仏像が、
江戸時代に作られた河津町の真乗寺(しんじょうじ)の≪吉祥天像≫です。
鮮やかな色彩は雲松による彩色です。細やかな模様が今でも綺麗に残っています。
近代館では、上原コレクションをめぐるストーリーをご紹介しています。
大正製薬名誉会長の上原昭二が蒐集した上原コレクションより、
アンドレ・ドラン≪裸婦≫をはじめ、ゴッホの幻の初期作品など、
それぞれの絵画が歩んできたエピソードを交えてご紹介しています。
展覧会の詳細は上原美術館HPhttps://uehara-museum.or.jpをご確認ください。
美術館基本情報
●会期:2023年10月7日(土)~2024年1月8日(月曜祝日) 会期中は無休です
●開館時間:9時30分~16時30分
●入館料:大人1000円、高校生まで500円