3月27日 アートインフォメーション 上原美術館
上原美術館の仏教館では、4月16日まで、企画展「きれいなお経(きょう) かわいいお経」を開催中です。
上原美術館の仏教館は、仏像を展示していることで、親しんでいただいているのですが、実は奈良時代とか平安時代、700年から900年、モノによっては1250年前の古いお経もコレクションしています。今回はこうした古いお経の中から、19点を厳選して展示しています。
今からおよそ850年前のお経なのですが、真っ白な和紙の純金の金箔、純銀の銀箔、銀箔を細く切った野毛(のげ)と呼ばれる銀の糸を一面に散りばめた紙をつかっているのです。まるで宝石箱をのぞき込んだみたいに綺麗ですよね。これが「きれいなお経」なんです。
これは「華厳経」というお経の一場面を描いたものですが、善財童子(ぜんざいどうじ)という子供(右下)が、旅をして、探していた人に巡り合う場面です。
会期:2023年4月16日まで会期中は無休です
●開館時間:9時30分~16時30分
●入館料:大人1000円、高校生まで500円
●仏教館に隣接する近代館では特別展「梅原龍三郎と伊豆」を同時開催中です。