みんなで学ぼう!あつまれ防災学園!!
集まれ!防災学園!!今回のテーマは「富士山」です。
火山噴火予知連絡会(気象庁の中にあります)は「おおむね過去1万年以内に噴火した火山、及び現在活発な噴気活動のある火山」は「活火山」であると定義しています。現在では 111の火山が「活火山」とされています。
気象庁では、その111の火山の中でも特に「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山」を50山 選定して、その50の火山の中にはもちろん「富士山」も含まれています。
記録では富士山は奈良時代の西暦781年の噴火から現在まで17回記録されています。平安時代に多く800年から1083年までの283年の間に12回の噴火記録があります。
噴火の合間には平穏な期間が数百年続くこともあって、例えばさっきの1083年から1511年まで400年以上も噴火の記録がない期間もあります。
最後に噴火したのは、1707年の「宝永噴火」で、いまから315年前になります。三島から見てポッカリと穴の開いているように見える「宝永山」がその時の噴火口跡ですね。この「宝永の大噴火」は多くの詳細な記録が残されています。
1707年12月16日朝に富士山南東の山腹で大爆発が起きるのですが、その1~2か月前から山中のみで感じる地震活動が会ったそうです。10日前から地震活動が活発化し、前日では山ろくでも大きな地震を感じるようになりました。
噴火時には、黒煙・噴石・降灰があり、激しい火山雷があったそうです。
また、その日のうちに江戸にも多量の降灰があり、川崎では5センチメートルも積もっています。
噴火は2週間断続的に起きて収束しましたが、噴火後も土砂災害が継続して発生するなど大きな被害がありました。
この「宝永の大噴火」で注目するのはその噴火の49日前に、日本での最大規模の地震と言われている「宝永地震」が発生しているということです。
宝永地震は、今警戒されているまさに「南海トラフ地震」でした。地震と噴火の関連はまだ不明のことが多いようです。もし、「南海トラフ大地震」が発生したら、気を付けなければならないかも、、、ですね。
日本のシンボル三島市民にとってはおなじみの「富士山」ですが 今回はちょっと「防災」の目線で見てみま