12/27放送アートインフォメーション
現在、上原美術館では、特別展「静岡の仏像+伊豆の仏像」が開催されています。
伊豆の仏像と静岡市の仏像のなかから、魅力的な仏像24体を厳選して展示する特別展。
学芸員の田島さんに一体の神様の像
「男神立像(だんしんりゅうぞう)」を紹介していただきました。
今回の特別展の主役は仏像なのですが、一体だけ神様の像が展示されています。
河津町谷津の南禅寺(なぜんじ)に伝えられたもので現在は河津平安の仏像展示館にある
平安時代12世紀のお像です。
ところで神様の像と言えば神社ではなく、なぜお寺にあるのでしょうか・・・!?
田島さんのお話によると、
「明治時代までの日本では仏教と神社の神道は深く結びついていて、
お寺に神様の像があったり、神社に仏像があったりするのはごく普通のことだった。」
ということです。
実はこの神像は内部が朽ちて空洞になっている・・・!?
仏像や神像を作る際は、できるだけ良い材木を選んで造るのが普通なので不思議なことですが「このお像は特別な霊力というかパワーのある木、霊木、御神木を使って作られている、形に加えて材料としての御神木のパワーも加わった特別なお像」だということがわかりました!
●会期:2022年1月10日まで 会期中無休
●開館時間:9時30分~16時30分
●入館料:大人1000円、高校生まで無料
●仏教館に隣接する近代館では日本画家、鏑木清方の作品を展示する
「鏑木清方 築地川の世界」を同時開催中です。
アートインフォメーションは月曜日のukiukiワイド ももいろクラブ
13:15~放送! 上原美術館の情報は第4月曜日、次回は1月24日放送です。
来年もどうぞお楽しみください。