12月20日放送「あつまれ!防災レオクラブ」
今回のテーマは「年末年始」に起こりやすい事故!!についてお話ししました!!
楽しいお酒の席で起こりやすい事故と言えば「急性アルコール中毒」です。
アルコールに慣れていない人、特に大学生や新社会人が勢いで一気飲み等をして引き起こす事が多く、救急車で搬送される人の半数以上が20歳代というデータがあるそうです。
急性アルコール中毒とは、アルコールを短時間に大量摂取することにより、血中アルコール濃度が急上昇して、脳に影響を与える中毒症状のことで最悪の場合、死に至る事もあります。
では、急性アルコール中毒にならないためのポイントをご紹介します。
相手のペースに合わせず自分の適量を確認。また薬を服用している時は飲酒を控えましょう。
空腹の場合、アルコールが胃腸から早く吸収されてしまいます。
事前に何か食べておくか、しっかりおつまみや食事をしながら飲むようにしましょう。
「飲んだら強くなるよ!!」「最初の乾杯くらい付き合えよ!!」などと、飲酒を渋っている人に強要するのはNGです。
これから、クリスマスや忘年会、お正月や新年会など、お酒を飲む機会が増えますので、是非楽しく安全にお酒を飲んで頂きたいですね。
また、お正月に起こりやすい事故は窒息と入浴時の事故です。
特にお正月の、お年寄りによる「お餅」の事故が多いそうです。
救急隊員情報によると、お餅は柔らかくなって、気道の入り口に張り付いてしまうため、救急隊が使う異物を挟んで取り出す器具でもうまくつまみ出せない事が多いそうです。
気道が完全に塞がってしまうと声が出せません。
咳をしたり、「ノドに詰まって苦しいよぉ!」などと声を出していれば気道は塞がっていないので、そのまま咳を続けさせたり少量のお水を飲むなどして対処します。
声が出せないときは気道が塞がってしまっている可能性が高いので、すぐに救急車を呼びましょう。そして救命処置を実施します。(気道異物除去・人工呼吸・胸骨圧迫・AEDなどですね)
最後に、入浴時の事故です!!
救急隊員情報ですが、「なぜか、お正月の午前中に多い印象があります。」
朝、少しお酒を飲んで、朝風呂でも入ろう、とゆう状況が多い様です。寒い時の入浴は、気温の急激な変化などで血圧が大きく上がったり下がったりすることがあります。
特に飲酒しての入浴は危険ですので、おじいちゃんなどが「お正月だから、さっぱりと朝湯でもしようか。」などと言っていたら、注意するようにしましょうね。
とにかく皆様、安全第一で楽しい年末年始を過ごして下さい!!