ピタッとボイス・キュー防災情報局「自動車で被災した時にするべきこと」
2021年10月19日火曜日 ピタッとボイス・キュー防災情報局では、三島中央自動車学校 指導員 五十嵐さんに自動車で被災した時にするべきことについてお話を伺いました。
三島自動車学校は40年にわたる歴史のなかで、三島駅の近くで、免許至徳のためにたくさんの方が卒業生が誕生しました。
自動車と災害について、学科教習で教えていることについて伺いました。
まず地震が発生した時の注意事項です。
1.急ハンドル急ブレーキは防ぐようにすること。
2.停止ができたら、左に寄せてください。
3.停止後はラジオなどで情報収集を。
もし、引き続き運転が可能な場合は、道路の障害物に気を付けて走行が可能です。
自動車で移動ができない状況の場合は、自動車を道路において避難することになります。
この場合、自動車は道路の左によせた後、自動車のエンジンは止めるが、キーは置いたままにします。
また自動車から離れるときは、窓は閉めて、ドアロックはせず、貴重品を持って避難をしてください。
これらの行動には理由があることを知っていますか?
1.「エンジンキーを付けたままドアロックをしない」は
緊急車両・救援車両がきた時に移動することができるようにするためです。
2.「窓を閉める」は
火災が近くに発生した時に自動車の中で火災が発生することを防ぐためです。
一度教習で習っていたとしても、忘れやすい内容です。
二次被害、地震以外の災害も考えられるので、冷静な判断をお願いします。
またいざとなった時は焦ってしまう方がほとんどです。
日頃から交通トラブルが考えられる自動車社会で、“もしも”の心構えと“もしも”のことを考えておくことが、
いざという時の適切な判断につながるのではないかと考えられます。
三島中央自動車学校では、生徒への学科教習指導のほかに、学校内では路上教習で震災にあったときは、地震が起きたとき行動を生徒と共に行っていきます。
また学校内で災害が起きた際は各教室にヘルメットがあり、安全な避難行動ができる体制を整えています。
そしてスタッフで消火器訓練を行っています。
改めて自動車で被災した時の行動について考えてみませんか?